ご挨拶

NPO法人「良い食材を伝える会」は、長いこと日本の地域食材の伝承に努力して来ました。そしてこの度、『農林水産省・にっぽん食育推進事業』の『「大人の食育」学習会』で「地域食材と江戸の食文化」を取り上げます。
江戸はその当時としては、世界で一番美しい町であったと言われます。良質な農水産物に恵まれ、豊かな食文化が広がっていました。リサイクルやエコに関心を持つ都市でした。その江戸をもう一度見直したいと思います。現代への教訓がいくつか見つかるに違いありません。ただ、回顧だけではだめです。現在は東京になったこの地域で、周辺も含めた地元の食材を使った「食事バランスガイド」を作って参考に供します。
栄養士や食生活改善推進委員、あるいは企業の食育担当者に参加を呼びかけて、この人たちを通して、新しい視点で「食事バランスガイド」の浸透を図ります。伝達と普及の成果を期待します。


「大人の食育」推進実行委員会委員長

中村靖彦


− 「大人の食育」学習会 開催概要 −
日時: 平成21年7月26日(日)午後1時〜4時5分
(受付12時、開場12時30分)
会場: 家の光ビル7階「コンベンションホール」
(新宿区市谷船河原町11)
プログラム
PM0:00 受付開始
PM0:30 開場
PM1:00 開会挨拶
PM1:05 第1部 基調講演(60分)

「リサイクル都市、江戸の食文化」

講師: 永山 久夫氏 食文化史研究家・食文化研究所所長
PM2:05 休憩(15分間)
PM2:20 第2部 パネルディスカッション(100分)

「エコタウン、江戸の食と農」

パネリスト: 大竹 道茂氏 東京都農林水産振興財団、江戸東京・伝統野菜研究会代表
進士 五十八氏 東京農業大学教授・農学博士
福田 浩氏 江戸料理「なべ家」主人
本多 京子氏 医学博士・管理栄養士
コーディネーター: 中村 靖彦氏 「大人の食育」推進実行委員会委員長
総合司会: 松田 輝雄氏 キャスター
PM4:00 閉会挨拶
PM4:05 終了
講師プロフィール
第1部講師プロフィール:
永山 久夫氏 食文化史研究家・食文化研究所所長
昭和9年福島県生まれ。
日本の伝統的な食文化に関心を持って研究を進める一方、各時代の食事復元研究に関しては第一人者であり、NHKテレビでも「堂々日本史」や大河ドラマなどで、食事の再現に協力している。
また、長寿村の生活から、「日本人が世界でいちばん長生きできる背景は何か」という謎に迫り、和食を中心とした長寿食の研究でも、マスコミで大活躍している。
テレビやラジオ、講演、新聞などで多方面にわたり活躍中で、主な著書には「戦国武将の食生活」、「万葉びとの長寿食」、「卑弥呼の不老食」、「和食革命」、「食べもの古代食」、「長寿食365日」他多数。

第2部パネリストプロフィール:
大竹 道茂氏 東京都農林水産振興財団、江戸東京・伝統野菜研究会代表
1944年生まれ。
東京農業大学卒業。
JA東京中央会で平成元年より江戸東京野菜の復活に取組み、「江戸東京ゆかりの野菜と花」など、江戸東京シリーズ(農文協)を編纂。
平成9年には江戸東京農業の説明板50基を都内に設置企画。
日本橋の料理店をはじめとする料理関係者、市場、行政、研究機関、生産者、消費者などのネットワークを構築。
「食と農の応援団」団員。 フードボイス評議員、英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム講師。
平成20年4月より東京都農林水産振興財団・食育アドバイザー。
進士 五十八氏 東京農業大学教授・農学博士
1944年、京都市生まれ、鯖江、木場育ち。
東京農業大学卒業。1987年、東京農業大学教授。農学部長、地域環境科学部長を経て1999年〜2005年まで学長。
国立公園協会田村賞、日本造園学会賞、Golden Fortune表彰、土木学会景観デザイン賞、日本農学賞、読売農学賞、日本公園緑地協会北村賞、紫綬褒賞などを受章。
著書に「『農』の時代・スローなまちづくり」、「アメニティーデザイン・ほんとうの環境づくり」、「都市になぜ農業が必要か」、「都市、緑と農・『農』が担う地球の将来」、「ランドスケープを創る人たち」、「緑のまちづくり学」、「環境市民とまちづくり」(全三巻)など多数。
福田 浩氏 江戸料理「なべ家」主人
1935年、東京生まれ。
早稲田大学文学部史学科卒業。
三到(千代田区永田町)にて就業後、家業を継ぐ。
長谷川青峰(「日本料理大鑑」編者)と知り合い、料理古書の世界へ誘われる。
現在、なべ家主人、料理書原典研究会同人、食生活史懇話会同人、蕎話会主宰、戸板女子短期大学講師。
著書に、「日本庶民生活史料集成」(共著・三一書房)、「江戸料理百選」(共著・2001年社)、「変わりご飯」(共著・柴田書店)、「豆腐百珍」(教育者)など。
本多 京子氏 医学博士・管理栄養士
実践女子大学家政学部食物学科卒業後、早稲田大学教育学部体育生理学教室研究員を経て、東京医科大学で医学博士号取得。
テレビや雑誌では健康と栄養に関するアドバイスやレシピを多数作成。プロスポーツ選手の栄養指導、食品・化粧品メーカーなどのアドバイザー、NPO日本食育協会や食育学会の理事。
短大では小児栄養学を担当、日本紅茶協会ティーインストラクター会長、アロマテラピープロフェッショナルなどをつとめる。
栄養や食に関する著書は50冊を越え、近著に、「図解でわかる!からだにいい食事と栄養の大事典」(永岡書店)(主婦と生活社)、「黒ダイエット」(主婦と生活社)、「免疫アップの料理の力」(グラフ社)などがある。
中村 靖彦氏 「大人の食育」推進実行委員会委員長
東北大学文学部卒業後、NHKに入局。仙台、鶴岡各支局のディレクター、農林水産産業部担当部長を経て、解説委員。
特集番組「どうする日本農業」、「コメ・迫られる選択」などを担当。平成13年、NHKを退職し現職にいたる。
NPO法人「良い食材を伝える会」代表理事など。
著書に、「シカゴファイル」、「コメ開放」、「日本食卓新事情」、「コンビニ ファミレス 回転寿司」、「狂牛病 人類への警鐘」、「食の世界にいま何が起きているか」、「ウォータービジネス」、「食の安全とスローフード」、「牛丼 焼き鳥 アガリクス」など多数。
− 募集要項 −

先着200名様まで無料ご招待!
⇒定員に達しましたので、締切とさせていただきます

お申し込み方法

ハガキ・電話・ファックス・Eメールのいずれかで必要事項(氏名・住所・電話番号・参加人数)を明記(口頭)してご応募下さい。

ハガキ送付先: 〒107-0052
東京都港区赤坂9-6-28-307
「良い食材を伝える会」内・事務局
電話: 03(3423)6080
ファックス: 03(3423)6085
Eメール: info@yoishoku.com
締め切り: 定員になり次第で締め切りとさせていただきます。
問い合わせ: 上記応募先。
招待状の発送をもって発表とさせていただきます。
事務局からのお知らせ
2009/06/10 「大人の食育」学習会の募集を開始しました。
「大人の食育」推進講座では、
◆「大人の食育」学習会(7月26日(日))
◆体験学習「出汁からはじまる日本型食生活〜江戸の料理を学ぶ」(9月13日(日))
◆体験学習「江戸伝統野菜の産地探訪学習」(10月下旬予定)
を企画実施します。
企画実施リポートなどは、本ホームページ内にて公開していく予定です。
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